水泳肩

  • 泳いでいると肩が痛い
  • 泳げるけど動かしにくい
  • 泳ぐ時に肩に不快感や違和感を感じる
  • 泳いでいる時に右と左で動きの差がある
  • 泳いだ後、普段よりも疲れやだるさを感じる

水泳肩とは?

水泳肩は、主に水泳をすることで肩に生じる問題や痛みを指します。
水泳は肩の動きを多く使うスポーツであり、しばしば同じ動きを繰り返すことがあります。
これが原因で、肩に痛みや不快感が生じ、それを水泳肩と呼ぶのです。

 

 

水泳肩って何?

水泳肩とは、水泳をするときに肩にかかる負担や力を指します。
水泳では、手を使って水をかくことがとても大切なんです。
そのときに、特に肩の筋肉がたくさん動いて、力を発揮します。
だから水泳をすると、肩に力が必要なんですよ。

 

●水をかく時の肩の使い方
水をかくときは、手を前に伸ばしてから、力強く水を掴むようなイメージで引っ張ります。
このときに肩の筋肉が大活躍!水をかくためには、肩の力が必要なんです。
でも、肩だけでなく、背中や腕の筋肉も協力しています。みんなで力を合わせて、一緒に泳ぎましょう!

●水泳肩の大切さ
水泳肩がしっかりしていると、長い距離を泳いだり、速く泳いだりするのが楽になります。
でも、大事なのは無理をしないこと
肩は大切なパーツだから、無理に力を入れすぎるとケガにつながることもあるんです。
だから、自分の体力やペースに合わせて、楽しんで泳ぐことが一番です。

 

水泳肩の原因は?症状は?

【原因】

●肩の過度な使いすぎ
水泳の際、肩の筋肉が強く使われます。
特に競泳やトライアスロンなどで、繰り返しの泳ぎの動作が肩に負担をかけ、それが原因で水泳肩が発生することがあります。

●泳ぎのテクニックの問題
泳ぎ方に問題がある場合も水泳肩の原因となります。
例えば、手の動かし方や体の向きが正しくないと、肩に余分な力がかかりやすくなります。

 

【症状】

●肩の痛み
水泳後や泳ぐ途中で肩に痛みが生じます。
これは肩の筋肉が疲れている合図です。

●腕の動かしにくさ
肩が痛むため、腕を上げたり回したりするときに動かしにくさを感じることがあります。

●疲れやすさ
水泳後に肩が疲れやすく感じられ、長時間その疲れが続くことがあります。

 

【予防法】

●正しい泳ぎ方を学ぶ
水泳の正しいテクニックを学び、コーチや先生にアドバイスをもらうことが大切です。
正しい泳ぎ方で肩への負担を軽減できます。

●筋力トレーニング
肩の筋肉を強化するために、適切なトレーニングを行います。
特にローターカフ(肩の周りの筋肉)を鍛えることが効果的です。

●休息を大切にする
トレーニングや競技の後には十分な休息をとりましょう。
体を休めることで肩の疲れを軽減できます。

 

水泳肩になってしまったら...
もし水泳をしている方で肩に痛みや違和感を感じたら、すぐにコーチや親に相談しましょう。
早期の対処が大切です!医師の診断を受け、適切な治療を受けることで、回復の可能性が高まります。

 

治るまでの期間は?

水泳肩の治療期間は症状の重症度や原因、個人の治癒力によって異なります。
水泳肩は通常、肩関節や周囲の組織に炎症や過度なストレスがかかった結果生じる可能性があります。

一般的な治療法には、安静、物理療法、ストレッチ、筋力トレーニング、そして時には医師による薬物療法が含まれます。
以下は、一般的な水泳肩の治療にかかる期間の目安ですが、これはあくまで一般的な目安であり、実際の状態によって異なります。

【軽度の場合】
軽度の水泳肩の場合、数週間から数か月で改善することがあります。
安静にしている間に炎症が収まり、適切な運動療法が行われると、症状が改善する可能性があります。

【中等度の場合】
中等度の水泳肩の場合、治療には数か月から半年以上かかることがあります。
物理療法や運動療法が効果的な場合もありますが、患者の協力と継続的な治療が必要です。

【重度の場合】
重度の水泳肩の場合、治療には半年以上から1年以上かかることがあります。
場合によっては手術が必要となることもありますが、これは最終手段であり、他の治療法が効果的でない場合に選択されます。

痛みや違和感が続く場合は、早めに医師に相談することが重要です。
医師は適切な評価を行い、適切な治療計画を提案します。
自己判断や自己治療だけでなく、専門家のアドバイスを受けることが大切です。

 

 

どうしたら良くなるの?

「しっかりと治したい!」
「痛みを取るだけでなく、根本的な改善がしたい!」
「今後のケアやストレッチなどのアドバイスが欲しい!」
このような方にオススメなのは、接骨院です。
当院では痛みのある部位だけでなく、身体全体のバランスを診てその方に合った治療法やアドバイスをしています。
治療方法も電気だけではなく、早期回復に向けて症状に合わせた治療器を組み合わせて施術しています。
特にスポーツをしている方は、柔軟性を高めることでスポーツへのパフォーマンスも上がりますので、ストレッチ指導もしっかり行なっていきます。

 

「どこに痛みが発生しているのか?を画像で見たい!」
「大切な用事があるので、一時的にでも痛み止めで軽減したい!」
このような方にオススメなのは、整形外科です。
ただし、痛み止めは一時的な軽減にしかなりません。
根本的な改善方法は、痛みのある部位だけでなく、大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)の硬さを取ったり、柔軟性を高めることが重要になります。
あくまで、痛み止めは一時的には効果がありますが、炎症が治まるわけではないことを知っておきましょう。

 

 

当院での治療法

当院では症状に合った治療法を患者様に提供しています。

①電気療法
電気をかけることで、痛みを抑えたり、筋肉をほぐす効果になります。

②手技療法
筋肉をほぐしたり、関節の可動域を高めることで痛みが取れ、パフォーマンス向上にも繋がります。

③運動療法
固まっている筋肉を伸ばしたり弱っている筋肉を鍛えることで、再発予防になります。

 

水泳肩の治療には、運動療法が役立ちます。
ただし、具体的な運動療法を始める前に、痛みがひどい場合や不安定な場合は、専門家や医師に相談することが大切です。
以下は一般的な水泳肩の運動療法の例です。

 

●ストレッチング
肩の筋肉を伸ばすストレッチが効果的です。
例えば、肩を前後にゆっくりと回す腕を横に広げて背中に手を回す腕を後ろで組み上げるなどの動作があります。
ただし、痛みを感じる場合は無理をせず、軽いストレッチから始めましょう。

●ローターカフ強化運動
ローターカフは、肩の周りにある四つの筋肉のグループを指します。
これらの筋肉を強化することで、肩の安定性が向上します。
軽い重りを使った側方への腕の上げ下げや、腕を外側に回す運動が含まれます。

●サイドライジング
立った状態で片方の手を体側に沿って持ち、もう片方の手で腕を支えながら脇を伸ばします。この状態で脇を伸ばしながら腕を上下に動かすことで、肩の周りの筋肉を強化できます。

●サーファーエクササイズ
うつぶせに寝て腕を前方に伸ばし、床に手をつけた状態から腕を上げる運動です。
これによって肩甲骨周りの筋肉が強化され、水泳肩の改善に寄与します。

●レジスタンスバンドを使用
軽い抵抗をかけるためのバンドを使用して、肩の筋肉をトレーニングすることができます。
横に引っ張る、上下に引っ張るなどの動作を行います。

 

これらの運動は、水泳肩の治療と予防に役立つ可能性があります。
しかし、正確な効果を得るためには、個々の症状に合わせた運動プログラムを設計するために専門の医師や理学療法士の指導を受けることが重要です。

 

 

執筆者:柔道整復師
さつきが丘接骨院・整体院 代表 大谷 尚夫

さつきが丘接骨院・整体院 代表 大谷 尚夫

開院当初より約三五年、常に向上心を持ち患者様のニーズに応えて誠心誠意真心こめて施術する事をモットーにやってまいりました。
時代の流れで外傷の診れない接骨院が増える中、さつきが丘接骨院では長年の経験と実績があり、しっかりと外傷(ケガ)が診れる接骨院として自負しております。

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