変形性股関節症
- 歩くときにびっこ引いて歩く
- 長時間歩くことが出来ない
- 立ち上がりや座る際に痛みが増す
- 階段の昇り降りが辛い
- 足の左右の長さが違う
変形性股関節症とは
変形性股関節症はほとんどが女性や中高年に多く、一次性股関節症と二次性股関節症に大別させます。
一次性股関節症と二次性股関節症
一次性股関節症は関節軟骨細胞の機能低下、関節支持組織の支持性の低下などの高齢化に伴う退行性変性におる関節の変化があり、これに長年にわたって機能的刺激が加わることにより関節の破壊・変形・修復がみられるものである。一方、二次性股関節症は先天的・後天的変形が基にあり発症するものである。
また股関節の軟骨が摩擦によって変形し、臼蓋骨についている軟骨がすり減ります。軟骨がすり減ってしまうと、股関節の可動域が減少し、痛みに変わってしまいます。これを「進行型変形性股関節症」といいます。
進行型には初期・進行期・末期に分かれています。
初期はまだ関節の間がある為、股関節の可動域がありあまり痛みがありません。進行期になると関節の隙間が狭くなり、軟骨がすり減っていくとともに可動域も減少します。この時に股関節に違和感や痛みも生じます。末期にまで進行するとほとんど隙間がなく、軟骨もかなりすり減って骨が変形してきます。痛みも増して、長時間歩くことも出来なくなります。
変形性股関節症の原因
一般的に股関節に痛みが起きる原因が4つあります。
- 関節軟骨がすり減る:関節軟骨がすり減り、動きが悪くなることで痛みが出る。
- 関節の滑りが悪い:関節内のオイルの役割をしている体液の循環が悪く、関節が滑りにくくなってしまい痛みが出る。
- 股関節の変形:後天的な原因によって股関節が変形してしまい痛みが出る。
- 臼蓋形成不全:生まれつき関節部分が欠けていたりして固定されておらず、痛みや動きに問題を起こしてしまい痛みが出る。
当院の治療
急性症状や痛みが強い状態の場合は、電気療法をして炎症を抑えて痛みを和らげてきます。
また筋肉の硬さやお身体の歪みがある場合、柔軟性の低下や筋力低下がある場合などもチェックして股関節の変形・負担がかかりやすくならないよう改善していきます
筋肉の硬さやお身体の歪みがある場合は、足の左右の脚長差や重心のズレが起こり、片方に負担が多くかかり変形を起きやすくなります。そのため整体で股関節に関係してくる筋肉をほぐして筋肉調整を行ったり、矯正で歪みを取り除きバランスを整えたりし、股関節の位置を正していきます。
柔軟性の低下や筋力低下がある場合は、股関節の隙間の狭小や可動域の減少が起こり、関節軟骨の磨り減りやすくなります。そのためエクササイズ・トレーニング等で柔軟性強化・筋力強化をして筋肉でもカバーできるようにしてきます。
その他、お悩みの方はこちら
◆足の痛み・痺れに関するお悩みはこちら