ドケルバン病(親指の狭窄性腱鞘炎)
- 親指を動かすと痛い
- 親指を広げると痛い
- 親指側の手首が痛くなる
- 物を持つと「ズキン」と手首に痛みを感じる
- 親指や手首をよく使う
『ドケルバン病』??
あまり聞いたことのない病名だと思います。
知らない人の方が多いでしょう。
近年では、「スマホ腱鞘炎」とも言われています。
「ドケルバン病」って、どんな病気なの?
ドケルバン病とは使いすぎの腱鞘炎で、親指(母指)と手首(手関節)を繋いでいる2本の腱や2本の腱を通っている腱鞘が炎症を起こしている状態です。
【 短母指伸筋腱 】主に母指を伸ばす働き
【 長母指外転筋腱 】主に母指を広げる働き
【 腱鞘 】この2本が通るトンネルのようなもの
母指の使いすぎで腱の肥大や腱鞘の肥厚により、動きがスムーズでなくなり、手首の母指側に痛みや腫れが生じます。
ドケルバン病になっていないか、調べよう!
《 原因 》
手・指の使いすぎ
《 なりやすい人 》
●圧倒的に女性に多く見られる
●手首や指(特に親指)を使うスポーツや仕事
テニス、ゴルフ、調理師、美容師、楽器演奏など
●スマホやパソコンをよく触る
●妊娠出産期(20〜30代)
育児(頭を支えたり・抱き上げたりなど)で、親指を広げる動作が多い
女性ホルモンバランスの乱れ
●更年期(50〜60代)
家事による手首や指の酷使
女性ホルモンバランスの乱れ
●糖尿病や関節リウマチ
末端の血流が滞る
炎症を起こすと治りにくい
《 症状 》
・親指を動かす・広げると痛い
・親指側の手首を押すと痛い・腫れている
・物を持つと痛みが走る・持てない
・家事がつらい
・育児で痛みを感じる
《 テスト法 》
フィンケルシュタインテスト
痛みのある方の親指を内側に倒して、反対の手で親指を握り、小指側に引っ張る
引っ張った際に痛みが出る・強くなれば、ドケルバン病の疑いがあります
フィンケルシュタインテスト変法
痛みのある方の親指を内側に倒して、親指を握るように握りこぶしを作り、そのまま小指側に手首を曲げます
曲げた際に痛みが出る・強くなれば、ドケルバン病の疑いがあります
岩原・野末のサイン
手首を出来るだけ直角に曲げた状態で、親指を出来るだけ大きく開く
開いた際に痛みが出る・強くなれば、ドケルバン病の疑いがあります
さつきが丘接骨院の治療とは
●電気をかけます
身体に微弱な電流を流すことで、筋肉を動かし、痛みの緩和や疲労回復・血行促進効果などがあります。
また、電流が流れると筋肉が収縮し、電流が止まると筋肉が弛緩します。
弛緩した時に血液が送り込まれ、老廃物を含む血液が送り出されるようになります。
この繰り返しにより、血行促進効果となります。
さらに、痛みがあるところに電流を流すことで、痛みを伝達する機能に働きかけて、「脳に痛みを伝えにくくする」という効果もあります。
当院では電気の他に、より早期回復・復帰をして頂くために、アスリート選手も使用している治療器を行います。
●サポーターやテーピング指導を行い、痛みの緩和・再発防止に繋げます
使いすぎが原因なので、使わないことが一番治りを良くします。
しかし、仕事や家事・育児など、使わないわけにはいきません。
当院では、患者様の状態や仕事・私生活に支障を出さないことを考えながら固定を提供します。
テーピング・サポーター・包帯固定など、患者様に合わせたものを提供しますので、ご安心下さい。
●慢性化しているもの・なかなか改善が見られないものに対して、衝撃波治療器をオススメします
圧力波である衝撃波を患部や硬くなっている筋肉に当て、あえて組織を微細損傷させることで、組織を回復させて痛みや筋肉を和らげ改善させます。